なんと駄菓子問屋街からコメントが!

ひさしぶりのブログ発言ですが、うれしい話をひとつ。

大学祭の模擬店の出店で、名古屋市にある駄菓子・玩具問屋街の話を掲載したことがありますが、
つい先日、そこにいらっしゃる本学の「卒業生」から、うれしいメッセージ を頂戴しましたので、
個人名を伏せたかたちで掲載いたします。

================== 以下、卒業生からのメッセージ =================

テレビ局から明道町のお菓子問屋について問い合わせを受けたのでネットで探していてこのブログを見つけてコメントしています。

私が名経大卒で卒業して既に23年がたちます。
83年入学の男子1回生、学籍番号83-XX、3・4年時はまだ大学にいらっしゃる日比野雅俊先生のゼミに所属していました。
45年間明道町界隈に住んでいます。

私たちが入学した当時は短大含めて女子学生ばかりで肩身の狭い思いをしたものです。
私たちのゼミでは3年のとき金魚すくい、4年のとき姫リンゴ飴を売ったのを思い出しました。
リンゴ飴では当時10万円以上の利益を出して焼肉バイキングで打ち上げ、日比野先生といっしょに奥飛騨まで温泉旅行に出かけました。

当時、駄菓子を学祭でやるなんて思いつきませんでしたが、とても懐かしく読ませていただきました。

この町もどんどん変わっています。
特に名高速が出来て一段と変わりました。
菓子問屋のマーケットがなくなる理由は耐震の問題だけではなく火災の問題のほうが大きいと思いますよ。
いくつものマーケットがありましたが放火や漏電で火災が起こって福祉施設になったり、更地になったり消防署から解体するようにと指導がきているそうなのでここ数年でマーケットはなくなると思います。

長くなりましたのでここまでとしておきます。
日比野先生にもよろしくお伝えください。

================= メッセージの引用終り =================

メッセージありがとうございます。とても励ましになります。
来年も、駄菓子・玩具問屋街に学生たちと仕入れに行きますので、そのときにお会いできればうれしく思います。
でも、その街からマーケットが消えてなくなったら、私たちにとっても一大事です。
そうならないように願っていますが。どうしたらよいのでしょうね。

いただいたメッセージは確かに日比野先生にお伝えいたします。
日比野先生は、ますますお元気でご活躍ですので、どうぞ遊びにいらしてください。

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弓道部の夏

暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?

編集子は、弓道部の顧問をしております。といっても、まったくの素人ですので、尾州竹山流の大御所の先生にご指導をいただいております。そのおかげもあり、また部員一同の努力もあり、今年は、愛知県下学生弓道選手権大会で見事に準優勝を飾ることができました。

さて、今年も、強化合宿を、岐阜県の旧加子母村にある大変立派な弓道場で行っています。
編集子も及ばずながら、陣中見舞いに行ってきました。
弓道場についたとき、ちょうど彼らは、全員が百射に挑んでおりました。百矢を射るには、休憩をいれて一日がかりとなります。日本の弓は、世界で一番大きく、それがために、一本引くにも大変な集中力が要求されます。
みなさんがんばっています。

9月にはさっそくリーグ戦が始まります。しかし勝つためだけの武道ではないと思います。武道を通して、さまざまなことを学び、人生の磨きとしていっていただければ、と思っています。

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名古屋の駄菓子・玩具問屋街が...

昨日は、3年と4年のゼミ生を引き連れて、名古屋市西区新道にあります、駄菓子・玩具問屋街に行ってきました。

編集子は、ここ3年間ずっと、この町で仕入れた商品で、大学祭模擬店の商いを続けてきました。
それなりの商売の勘所もつかみつつあります。
4年生は昨年の経験がありますが、3年生はありません。バイトの経験はあるものの、お店を企画して商品を仕入れ販売し着実に黒字に持ってゆくための計画は、今回が初体験です。
そこで、まずは商品を手にとって確かめるところから始めました。

この問屋街は、地下鉄鶴舞線の浅間町駅から南に7分ほど下ったところにあります。今も全国に出荷する有名な問屋街ですが、かつての数分の一まで規模が縮小しています。しかし駄菓子には根強いファンがあるため、街のみなさんはがんばっておられます。3年生たちにとっては、駄菓子はときどき買うことはあるけれど、店にあふれるほど駄菓子が置かれた壮観は初めてで、すっかりはしゃいでおりました。

編集子は、実は、この街に来るとき、もうひとつ楽しみがありました。それは、古き良きたたずまいがこの街にはまだ残っていて、それと再会する楽しみです。しかし、今回は少し風景に異変がありました。一番楽しみにしていた古い長屋風の倉庫が更地になっていました。そして、お面や玩具を扱う店の前の古い建物は、取り壊しの最中でした。「街が変わってしまいますね」と、お店のかたに伺うと、実は古い建物は、耐震構造になっていないので、立て替えなければならなくなった、とのこと。致し方ないとはいえ、とても寂しく思えました。

しかし、この街は、戦争を乗り越え、洋菓子や大資本の攻勢に耐えて生き抜いてきました。これからもたくましく生き抜くことでしょう。その意味では、激変に翻弄される今日、この街から学ぶことは沢山あります。がんばれ、駄菓子・玩具問屋街!

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真夏のオリオン

潜水艦映画は、はずすことはない。
よくこう言われます。過去にも名作がありますね。

さて、6月13日に全国東宝系で封切られる「真夏のオリオン」も潜水艦映画です。
これは、第2次大戦中に活躍した日本の潜水艦「伊58」をモデルにした映画です。
原作は、池上司の小説 『雷撃深度十九.五』 を映画化したものです。
映画での潜水艦名は伊77ですが、原作には伊58と書いてあります。
伊77という艦名は実在しませんが、伊58は実在していました。
ただし、伊58は確かに大戦中の日本海軍でもっとも活躍した潜水艦のひとつですが、原作や映画のストーリーは本当の話とまったく違います。

ところで編集子は、この映画に少し思い入れがあります。
それはなぜかというと、編集子の亡き父は、大戦中、潜水艦乗りでした。そして乗っていたフネが伊58だったのです。父の戦友とは今も親しく交わらせていただいておりますが、2年ほど前に、その方たちから
「実は自分たちの乗っていた潜水艦の艦長(橋本以行中佐)をモデルとする映画を作るので取材して欲しい、という話が来ている」
と伺いました。

ちょうどそのころ編集子は、大戦中の日本海軍潜水艦の調べものをしていて、潜水艦映画を作っているという映画会社に伊58の内部写真などを提供したところだったので、ひょっとして父の戦友に取材を申し込みした会社というのは自分が資料提供した会社ではないか? と思っていたら、やっぱりそうでした。面白いこともあるものです。それから、潜水艦の内部の細かなところが分からないときは、編集子が父の戦友に聞いて映画会社に伝える、などといったお手伝いをしました。

それからしばらくして映画会社から、題名が「真夏のオリオン」と決まったことを知らせてきました。1年くらい前のことですね。この4月には、取材協力した父の戦友3名(艦長付きの人、魚雷担当の人、聴音(ソナー)担当の人)だけのための試写会を大阪にある東宝の施設で行った、と聞きました。粋なはからいです。伊58は広島県にある呉海軍基地に所属していたので、東海以西出身の人が多いのです。ちなみに東日本出身者は横須賀、日本海側出身者は舞鶴、九州出身者は佐世保、と決まっていました。

橋本艦長は、日本海軍の英雄でしたが、とても優しい艦長さんだったとのことです。
先日、映画会社からチケットが送られてきました。この13日に封切られる映画では、玉木宏演ずる「倉本孝行艦長」がどんな活躍をみせるか楽しみです。

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世界一やさしい簿記入門

編集子は、簿記の専門家ではありません。
しかし、よき経営管理を目指すうえで簿記の知識は不可欠である、と信じる者です。

編集子は、昔々、学生時代、簿記を習ったときに、「なんてめんどくさい科目だろう」、と思いました。
覚えなければならない勘定科目の多さ。勘定科目によって異なる科目名の記入場所(借方か貸方か)。仕訳帳から損益計算書と貸借対照表を作るときのややこしさ...。
「あー、なんてめんどくさい!」
そう正直に思いました。そして、なぜか単位は取れたのですが、ぜんぜん理解しないまま社会に出たのです。

ところが、何年か勤めるうちに、ひょんなことで、経理業務の方と一緒に仕事をすることになりました。
あわてました。これは困った。いそいで簿記の勉強をしなければ。
そこで初めて、いちから真剣に簿記を勉強したのです。自分のポケットマネーを使い、休日に経理学校の速習講座に通ったのです。
<必要は学びの父>とでもいうのでしょうか。このときは、すうっと簿記が理解できたのです。

なぜ理解できたのか、といいますと、勘定科目の名前は、ビジネスの世界で実際に使っている用語ばかりだったからです。売上、売掛金、仕入、買掛金、棚卸在庫、手形、小切手、損益...ぜんぶそうでした。
一つの仕訳は、ひとつの業務取引に対応していて、それを金額で表現しているに過ぎない。
仕訳帳は、ぜんぶの業務取引を、まじめに、そのつど記録したノートに過ぎない。
そのようにはっきりと見えたのです。

それから、簿記が好きになりました。簿記を勉強すればするほど、自分の仕事の世界がよく見えるようになり、さらには、まだ経験していない取引の世界までイメージできるようになったのですから。
「なんて簿記は面白いのだろう」
この感覚は、たぶん、物理の法則が少し分かったときの科学少年の喜びに似ています。

この喜びを、学生さんにも伝えたい。そう思って先日は、自分の担当科目の授業のなかで、「世界一やさしい簿記入門」のレクチャーに挑戦してみました。簿記が分からないと、経営学の本当の面白さは分からないし、自分の担当科目でも簿記を応用した業務システムの話は出てきますからね。

それから数日たったある日、キャンパスのエレベータに一緒に乗った学生から、
「先生、簿記がよく分かりました」
と、いわれました。とてもうれしく思いました。だって、簿記が苦手な学生を、少なくとも1人は減らすことができたんですからね。
これからも、学生のために、色々と挑戦してみようと思います。

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経営学部のキャラ

経営学部のキャラクターを、非公式ながら学生が作ってくれました。

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名前は、そうですね。「びじもん」というのはいかがでしょうか? ビジネスをゆったりと考えるお猿さん、というイメージですが。このお猿さんは、羽根がはえていて妖精のように飛び回れるんです。ビジネスは、ゆったり自由に行いたいものですからね。気ぜわしい世の中になると、ビジネスがどぎつくなってきますが、もう終わりにしたい。

ところで、このキャラクターの顔、誰かに似ているのです。オープンキャンパスにおいでになったら、ぜひ、このモデルにされてしまった人を探してみてください。

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4月25日(土)のオープンキャンパスは「ゆるキャラ特集!」

今週末は、いよいよ、今年度第1回目のオープンキャンパスです。
http://www.nagoya-ku.ac.jp/life/open/
くわしくはこちらをクリック
例年、高校生に楽しんでいただけるテーマ作りを目指していますが、今年は、「ゆるキャラ特集」です。
いわゆる社会科学系の三学部(経営学部、経済学部、法学部)が、それぞれの立場から、今非常にもてはやされている「ゆるキャラ」の秘密を探ります。

ゆるキャラという言葉を知らない人もいるようですね。ゆるキャラというのは、これまでのキャラクターと異なり、完成度を求めない身近な気楽なキャラクター、といわれていて、彦根城の「ひこにゃん」が有名です。この地域では、岐阜市柳ケ瀬に出没している「やなな」の知名度があがっています。多治見では昨年11月に、全国のゆるキャラを集めた第一回のゆるキャラ・サミットが開かれました。今年の4月の各務原「さくらまつり」では、ゆるキャラの大集合があり、各務原特産のキムチをかたどった「キムぴー」と一緒に“ゆるゆる”を楽しんだようです。

今回の企画で探るのは、教師ではなく、学生が主体です。というのは、教師はどうしてもお父さんお母さん世代なので、若者の感性がわからないことが多い。そこで、わが学生たちに活躍してもらうことになりました。
先日は、ゼミ生に聞きました。そこで一発ガツンとやられました。
「ゆるキャラって可愛い?」と聞くと、学生いわく「ぜんぜん可愛くない」「ブサイク」。はい、参りました。

わがプロジェクトの学生に言わせると、「写真には撮るけど、待ち受けには入れないキャラ。ネタに使える。誰もが知っていたら、自分のネタに使えない。」
ははあ、なるほど。そのへんが、モリゾー・キッコロ(万博キャラ)や、謎の旅人フー(セントレア空港のキャラ)と違いそうですね。恐れ入りました。

そのようなわけで、学生主体のプロジェクトで、高校生に楽しんでいただける企画とします。
どうやら、経営学部のキャラも作ろうという動きもありそうで、何がこれから飛びだすか楽しみです。

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新年度が始まりました

2009年度の新学期がはじまりました。

学生も、教師も、事務職員も、こころ晴れやかな気持ちでこのときを迎えています。

新入生にとっては、勉強の方法にしても、生活のスタイルにしても、変わることが大きくなるため、不安なこともあるでしょう。そのときは、どうか遠慮なくゼミの先生に、また先輩に聞いてください。やさしくあなたをエスコートします。

さて、オリエンテーションもほぼ終り、いよいよ来週からは授業が始まります。
1週間は、どんな授業なのかを確かめるお試し期間ですが、情報処理や囲碁戦略論の科目は、人数制限のため初回で埋まってしまう可能性があります。昨年の囲碁戦略論はなんと倍率が3倍でした。どうか機会を逃さないよう御願いします。

それでは、春の陽気にのって、はつらつとスタートしましょう!

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小牧のエアポートウォークに行ってきました

知多半島に中部国際空港(セントレア)が誕生してから、小牧の飛行場は、地方都市を結ぶ小さな旅客線(エア・コミュータ)や自家用機などの専用空港となりました。この飛行場の国際線ターミナルビルを再利用開発して昨年10月にオープンした大型ショッピングモールの「エアポートウォーク名古屋」が評判とのことなので、今日は見物を兼ねて行ってきました。

 ウィキペディアによれば、エアポートウォークは、ユニーが主体となって開発したものですが、「日本国内において閉鎖された空港ターミナルビルが商業施設に転用された事例は、史上初」 とのことです。

 行ってみて、なるほどこれは人気が出るのも当然と思いました。若者が心地よく一日を過ごせるだけのショッピングセンター、映画館、レストラン街、大型書店、専門店や、質のよい品揃えの生鮮食料品売り場が集まっていました。大型機が発着しなくなったことで不要となった滑走路や誘導路の場所をそのまま転換して作った野天の大型駐車場も開放感があってよい。空港を一望できる展望施設からは、ミツバチのようにかわいい小型機やヘリコプターが次々と発着したり空中浮遊(ホバリング)しているのが見える。これは若い家族連れが押し寄せるのも当然です。

 編集子は、一昨年、シンガポールの港界隈(マリーナ・ベイ)に新しく作られた大人気ショッピングモールを見学しましたが、それとよく似た雰囲気の全体構成であると思いました。マリーナ・ベイの開発には日本人のコンサルタントの指導が入っていたそうですが、ひょっとしたら同じコンサルタントがエアポートウォークの開発にも関わっているかもしれません。

 質のよい商品やサービスが、適切な価格で提供できれば、賑わいは必ず生まれる。歴史的な経済ショックにみまわれたときにも、なおこの法則は有効であることを、エアポートウォークの賑わいは立証しているように思えます。経営学の勉強にもなるので、また見物に行こうと思います。

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学生が学内に珈琲店を持とうとしています

昨日、キャンパスの学生ホールを歩いていたら、顔見知りの学生たちが楽しそうに資料を囲んで卓上談義していました。何を話し合っているのかなあ、と思い、資料を眺めると、コーヒーミルやカップなどのカタログや喫茶店の店作りの本でした。旅行の企画ではなさそうだし、おいしい珈琲店の情報交換でもない。何を話し合っているのだろう、と質問してみました。

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すると彼らは、学内に自分たちで喫茶店を開こうとしていて、申請のための企画を練っていたところでした。
これはすばらしい企画です。編集子も思わず、引き込まれてしまいました。

彼らは春の開業を目指しています。この企画は、経済学部の荻田先生や岸野澄子先生の応援があるとのこと。及ばずながら編集子も、出資を含めて、ぜひ応援したいと思っています。

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日陰者から脱皮

掃除機は通常どこに置くか、といえば、たいていは、どこかの納戸のなかです。堂々と居間や応接室に置く人はいないでしょう。うっかり置きっぱなしにすれば、「誰だ、こんなところに掃除機を置き忘れていったのは?」といわれてしまいます。そうです。掃除機は今でも日陰者です。いっぽう納戸の中では、掃除機は、形が複雑であることや吊るすには重過ぎることから、堂々と場所を占有しています。しかしそのおかげで、一見ひろそうな納戸も、ひとたび掃除機が入ると、たちまち狭苦しくなります。やっかいな存在です。

最近、掃除機のそうした「やっかい感」を解消する新製品に出会いました。掃除機のデザインをうんとおしゃれにして、インテリアの機能を持たせた製品です。部屋にそのまま置いていて、ちっともおかしくない。どことなく爬虫類的なオレンジ色のシェイプ。バッテリー充電方式のコードレスで、充電中は、おしゃれな蛍光ランプが灯ります。とうとう衝動買いしてしまいましたが、おかげで納戸がゆったりと使えるようになりました。「掃除機は納戸に置くもの」という固定観念を取り払ったところから、新しい生活のクオリティの提案が可能になる。このような製品開発例をひとつ覚えた気がしました。
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新しい年に向けて

 激変する世界情勢にほんろうされながら、いつの間にか年の瀬を迎えてしまいました。このようなとき、自分を見失わないためには、ゆったりと振り返りの時をもつことが大切です。
 このところ編集子は不思議と、自分が学生になったばかりの頃のことを思い出します。今でこそ学生に「本を読め」と言っていますが、そういう自分はどうかというと、高校までは、スポーツに明け暮れ、本はまったく読んでいませんでした。受験勉強は参考書に頼るのみでした。数学は好きだったので問題集をよく解いていましたが、他の科目は、いやいやながら暗記を続けました。
 大学に入ると、まったく新しい経験をしました。「調査法」という授業で、KJ法というのを習ったのですが、思い付く事をどんどんラベルに書き、発想の近いラベルを自由にグルーピングしてゆくうちに、思いもよらない発見に到達することができる、というものでした。こんな方法があったのか!と思っていたら、実はこれの種本だ、と先生が紹介したのが、川喜田二郎著『発想法』でした。KJ法という名前は、川喜田のKと二郎のJの二字を当てたものです。
 その本を開くと、従来の研究は、もっぱら本を読んで考える「書斎研究」と、仮説を立てては検証する「実験研究」の2つが主流だが、実は、この両方をつなぐ重要な方法として「野外研究」がある、と主張していました。実験研究の仮説をたてるためには、いったん(フィールド)に出て対象物をじっくり観察し、そのものの構造について洞察することが大切であるが、そのための方法論があるのである。そして、川喜田は、自分の考案したKJ法の使用を勧めました。
 編集子は、仮説をたてるにも方法がある、ということを体験で知り、驚いたのです。もちろんKJ法が全てではありません.他にも良い方法がたくさんあると思います。最近話題のマインドマップもそのひとつです。また誰かが作った方法などに頼らず、自分なりのやり方で仮説を立てて成功している人も沢山いると思います。
 しかし、大切な事は、問題も答えも、外から与えられる物ではない、ということです。問題も答えも、自分が体験し観察することの中から感じ取り、考察し、発見して行くものだ、ということです。そして、答えは決して正解ではなく、自分が決断して行動するための足がかりに過ぎない、ということです。これを経験によって学ぶのが大学での勉強である。編集子は、大学入学早々にこのことを学んだのでした。ここで得た確信は、いまも変わっていません。
 ものごとをよく観察し、洞察するためには、本を読むことは大切です。そして人とよく議論することが大切です。いま授業で、本を読め、と繰り返し言うのは、その確信があるからです。
 新しい年は、自分の体験をもう少し学生の皆さんと分かち合いたいと思います。そして自分もまた若い世代の方からよく学んで行きたいと思います。未来は若い人たちのものですからね。

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レッドクリフ Part I を観ました

11月1日に封切られた話題作「レッドクリフ Part I 」を観ました。このタイトルは、中国の古典『三国志演義』の見せ場のひとつ「赤壁の戦い」の英訳ですが、せりふはすべて中国語です。

編集子は、若い頃に、吉川英治の小説や横山光輝の漫画で三国志に親しんでいたので、映画で登場人物がどのように描かれるかが楽しみでした。劉備、孔明、曹操、孫権、周瑜、そして関羽、張飛、超雲と有名どころが登場しましたが、これまで思い描いたとおりの人もいれば、そうでない人もいました。金城武の孔明役はなかなかよかったですね。また合戦シーンでは、名前だけは覚えていた陣形がビジュアルに描かれていて、「あー、こういう形だったのか!」と納得しました。

ところで、映画のせりふは、日本語の字幕の助けなしには分からなかったのですが、それでも何度か、はっきりと聞き取れた音がありました。登場人物の名前は特にそうです。中国語の漢字の読み方には、これまで独学で多少親しんでいたので、知っている人物の名前が発音されるとすぐに分かりました。もうひとつは、以下のシーンのせりふです。

強大な魏の曹操(ツァオツァオ)から、呉の孫権(スンチァン)に、「お前の土地で狩りをしたい」、と非常に失礼な手紙(実は降伏勧告文)が届き、孫権はその手紙に夜を明かしてしまう。朝、孫権の異母妹のヴィッキー・チャオ扮する尚香(シャンシァン)は、それを見て怒り、そこに来たトニー・レオン扮する周瑜(ヂョウユウ)将軍に手紙を見せる、というシーンです。彼女のせりふはこうでした。

你看了吗 ニー・カンラ・マ
(お前、〔この手紙を〕見たかい?)

この音がはっきりと聞き取れたとき、少しだけど中国語を勉強してよかったな、と思いました。ほんの僅かでも字幕に頼らず映画が楽しめたことは幸いでした。

今発売している雑誌AERAには、両主役を演じた金城武とトニー・レオンのインタビューが載っています。その中で金城武が面白いことを言っていました。台湾生まれの彼はネイティブな中国語を話しますが、実はレッドクリフの彼のせりふには、ときどき現代中国語の中に古い中国語が混ぜ込んであって、中国人の観客はこのせりふのところに来ると、ついゲラゲラ笑ってしまうとか。映画監督のジョン・ウーのユーモアだそうですが、それが分かったら、もっと映画が楽しめるのにと思いました。

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音声検索の方法

サブプライム・ローン破綻にはじまる金融危機が大きく報道されて以来、いやなニュースばかり流れるようになりましたが、本日のテレビ愛知(テレビ東京系列)のワールド・ビジネス・サテライトは、ちょっと面白いITトレンドを紹介していました。

それは、録音された膨大なデータに対し、文字入力されたキーワードを使って高速検索する、というものです。
日立製作所が開発中の技術で、番組では、数百時間録音されたデータに対し、番組レポータがキーワード検索したところ瞬時にその言葉が録音された箇所を一覧表で表示し、実際にそれぞれの箇所をクリックすると、その言葉を含む録音箇所が再生されました。

グーグルを含むこれまでの検索は、キーワードを入力すると、キーワードが書き込まれたウェブページを実際に、文字照合しながら探して一覧表示していました。検索エンジンはそれを高速化するために、あらかじめ世界中のウェブページの情報をサーバに取り込む処理を行っています。

これに対し音声検索では、次のような手順となります。

1)音声データを録音すると、この音声を、まず音素、つまり「じょうほう」という声なら Jou hou といった音の単位に分解し、それぞれの音別に、音素および音素の開始位置をインデクスとしてサーバ登録する。
2)検索キーワードが与えられると、このキーワードの読み方をサーバ側の辞書を使って調べて音素を割り出し、この音素を含む録音データをサーバ登録されたインデクス内から見つけ出し、一覧表として表示する。
3)利用者が一覧の中から選択すると、録音データ内の指定開始位置から音声データを再生する。

なるほど、これなら高速化できます。ただしまだ音素の解析能力に課題があり、録音の声が弱かったり、周囲に雑音があると、このシステムは「聞き間違い」をすることもあるようです。番組レポーターが、「半導体」と入力すると、「あんどうただお」--これは著名な建築家「安藤忠雄」氏の読み方--と録音されたデータが読み出されてしまいました。

日立製作所は、2~3年後をめどに、このシステムを実用化する計画だとのことです。
期待したいですね。

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米国の年金状況

金融破たんの震源地である米国では、いま、年金生活者の基盤が崩壊する危機にみまわれていることを、本日のNHK BSニュースは伝えていました。

年金生活者が長年積み立てたお金を預かる年金基金は、その価値を増やすために、さまざまな金融機関に基金の運用(つまり利殖)をまかせてきました。ところがこのたびの破綻で、運用を任せた基金の価値が半額になってしまいました。これは運用利息が小さくなるどころではすまず、運用の元本まで大きく失ったことを意味します。運用の元本は、年金生活者の積み立たお金が大部分を占めます。その結果、年金生活者は、積み立て金より少ないお金しか戻らないことになります。ざっといえばこういうことになります。かつてはかなり信頼性が高かった金融商品であるMMFまで元本割れしている米国経済ですから、もはや安全な運用先はないといってよく、年金財団もその打撃をまぬがれなかったということなのでしょう。

その結果、今、米国の年金生活者は、受け取れる年金額が激減し、もはや年金で生活することが出来なくなり、何年ぶりかで職探しをはじめる高齢者が全国的に増えているとのことです。

年金運用の破綻をめぐる問題は、欧州でも深刻化しているようです。わが国ではどうなのでしょうか? 社会保険庁の数々の不正はもちろん問題ですが、そのこととは別に、わが年金基金の基盤は大丈夫なのかどうか、いまちど確認しなければならないと思います。

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2008名経大祭始まる

2008名経済大祭始まる
本日は店舗準備と前夜祭。写真はテント張りの様子です。今年もお面を売る編集子のゼミは、昨年好調だったのを受けて、販売目標を少し高めに設定しました。ただ昨年当たった「おしりかじりむし」のような目玉商品がないといえばないのが気になる。じつは全国ヒットした「ドアラ」を仕入れたかったのですが、キャラクターの商標がガッチリ押えられているのか、一般の仕入れルートでは入手できませんでした。学生も残念がっていましたが、これも社会勉強です。

今年は3年生と4年生の合同での店開きです。さあ元気で商売するぞ!

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バナナ・ダイエットのブームでバナナが品薄とは!

うわさの「バナナ・ダイエットによるバナナの品薄」を、昨日は実感しました。

先日、同僚が、大学祭の模擬店でバナナを使うつもりだったのが、バナナ・ダイエットのおかげで、どこの小売店もバナナが品薄になり、仕入れの手配に苦労している、と悩みを打ち明けました。
「今、どこの店に行っても、バナナが売り切れ状態ですよ。」 同僚はそう言いました。

昨日は、我がゼミの出し物の仕入れに、社会見学を兼ねて、名古屋の新道町にある問屋街に学生と出かけました。そこで見かけたのが写真のボードです。081010_150604

そこには、こう書いてあります。

「バナナ本日分 売り切れました  只今日本中でバナナのパニックです。テレビでダイエット効果を...」

なるほど。本当にそうなのですね。

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虹の色はいくつに見えるか?

幼稚園のころだったか、虹は7色ある、と習い、七本の曲線の塗り絵をやらされた覚えがあります。
この絵を描いてから、ぜひとも本物を見たい、と思い、雨があがるたびに 「どこかに虹が出ていないか?」 と空を眺め回しました。しかしなかなか虹は出てこない。ようやく出てきた虹は、二本指の間ほどもない短いもので、色を数える間もなく消えてしまいました。
そのようなわけで、編集子は長いこと虹を求めた時期がありました。

ようやくある日、立派な虹を見ました。今度はしっかりと虹の色を数えることができましたが、どういうわけか 「6色しかない。」 その後何度虹を見ても、やっぱり6色。虹には、7色ある本格的な虹と、そうでない虹があるのだろうか。どこに行けば本格的な虹が見られるだろうか。そんなことまで考えました。こんな少年時代でした。

さて、大学生になり、比較文化論の授業を受けたところ、「世界の民族によって、虹の数が違う」、という話が出てきました。日本人の7色が世界で一番多く、欧米では6色。一番数が少ないのは4色で、名前は忘れましたが、どこかの少数民族でした。そのときの説明によれば、この違いは、遺伝学的な理由でなく、文化人類学的な理由によるものであり、虹をどのように見ようとするかという文化的な構えによって虹の見え方は違ってくるのだ、ということでした。

これは驚きでした。認識的な構えが見え方まで規定する、というのですから。この説によって、それまでの自分の見え方が説明できそうに思えました。自分は、自分の頭の中の色パレットを使って、目に映る虹を数えようとしたのです。そうするとどうしても6色にしか見えなかったのです。もし自分以外の人が7色に見えるとすれば、その人の頭の中の色パレットの配色は、きっと自分の色パレットの配色と違うのです。

今も自分の目には、虹は6色に見えます。しかしこれをおかしいとは思いません。虹は7色でなければならないというルールはありません。自分の体験の感触や手ごたえを大切にする。それでよいと思います。

みなさん、虹は本当に7色に見えますか?

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ウィキペディアの更新のはやさ

いまや世界最大の百科事典を自認するオンライン百科事典のウィキペディアは、不特定多数のダレでも登録・加筆でき、校正できる「ひらかれたインターネット事典」として知られています。

この事典は、ダレかが間違った内容を書き込むと、ほとんど時間をおかずに、他のダレかが検閲して訂正してしまう民主主義的な運営となっています。編集子は、実際に更新の迅速さを見たことがなかったのですが、麻生内閣の中山成彬(なりあき)国土交通大臣が就任(9月25日)直後の物議をかもす悪質な失言で、またたくまに本日(9月28日)の辞任へと追い込まれたニュースがあったので、さっそくウィキペディアを見てみました。

すると、「中山成彬」の項目の中の「年譜」欄の末尾にすでに、
「2008年9月27日 - 国土交通大臣辞任の意向」 が、

また、「人物」欄に、
「教職員組合の存在と活動に否定的。」 が、

そして「発言」欄に、
「わたしは日本の教育のガンは日教組だと思っている。ぶっ壊すために火の玉になる」
などという例の問題発言に関する詳細な解説が書き込まれていました。問題発言からこの間わずか2・3日です。たいへんな更新速度です。

なるほどウィキペディアの迅速性がよく分かりました。
しかし、ウィキペディアは、決してニュース報道のような迅速性を売りとしているわけではありません。
おそらくは書き込み者の中に功をあせって誤った内容を書き込む例があるからでしょう。この政治家の項目のトップには、書き込み者に対し、以下のような注意事項が記されていました。

「この項目は現在進行中の事象を扱っておりますが、ウィキペディアはニュース速報ではありません。性急な編集をせず事実を確認し、正確な記述を心がけてください。」

オンライン事典のもつ弱点にも配慮した運営関係者の見識をうかがわせるものです。


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アメリカ発 金融危機は食い止められるか という話

昨日9月22日のNHKクローズアップ現代は、「アメリカ発 金融危機は食い止められるか」 という緊迫した話題を取り上げていました。低金利住宅ローンのサブプライムローンが米国で焦げ付き、そのあおりで世界中の金融機関が打撃を受けたことは皆さんご承知ですが、この問題はさらに広がり、ついに米国の証券大手であるリーマンブラザーズの経営破たんを引き起こしました。リーマンは会社の身売りや政府からの資金援助がかなわず、栄光の歴史に幕を閉じましたが、世界の次の関心は、最大手のAIGを政府が援助するかどうか、の一点に向けられました。

政府がAIGに巨額の融資(つまり日本と異なり公的資金の資本注入でなく、資金貸付)したことで、株価はひとまず持ち直しました。これをみて「よかったなあ」と思われた方も多かったでしょう。

なぜ米国政府はリーマンを見捨て、AIGを救ったか? それは、他の金融機関が発行する金融商品の保証をAIGが大量に行っていたためである。つまりAIGが破綻すれば、世界の金融商品の信用が一気に失われ、それこそ金融恐慌に陥りかねないからだ、との理由でした。それゆえに救わざるを得なかったのだ、と。

昨日のクローズアップ現代は、実は、これでAIGの危機は終わったわけではない、と指摘しました。政府はAIGの不良債権を買取り、AIGの負担を軽くしたが、AIGが発行する信用保証そのものを担保するわけではない。銀行がリスクの高いサブプライムローンのような金融商品を大量に販売した背景には、その金融商品が焦げ付いたときに保証してくれるCDS:Credit Default Swap という保険を安い保険料でAIGなどが大量に売った事実がありました。

問題は「まだ焦げ付いていない金融商品が一斉に焦げ付いたときに、CDSは本当に保証してくれるのか?」という不安がまったく解消されていないという点です。米国政府はCDSの保証をまだ行っていないからです。
番組の解説者は、今回の政府支援で安定してほしいが、まだまだ波乱は繰り返されるだろう、と述べていました。

CDSというのは、住宅ローンを組むときに、連帯保証人を立てたくない人が加入する団体信用生命保険という金融商品に似たところがあると思いました。もし壊滅的な大地震で住宅ローンの大多数の債務者が死んだり重度障害者になってローン返済できなくなったら、貸付ている金融機関は団体信用生命保険を使って残債を整理しようとします。しかしあまりに大量の保険請求があったら保険会社は払いきれずに倒産してしまうでしょう。そして貸付金融機関も連鎖的に危機に見舞われるでしょう。

経済も経営も、互いの仕事が順調に回っている間は何をやってもうまくゆきますが、ひとたび大きな歯車がおかしくなると全体が危なくなります。そのことを直面させる状況に私たちは遭遇しているといえます。


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後期授業はじまる!

夏休みも終わり、本日からいよいよ後期授業です。
この夏は、猛暑有り、天候不順ありと、ちょっとおかしな気候が続きましたが、みなさんはいかがお過ごしでしたか? 元気で授業に戻ってきてくれることを祈ります。
などと書いていますが、本日は、台風が近くまで接近してきていて、午後の授業がどうなるか、気になるところですが。
心配ごとなど言っておられませんね。4年生にとって秋は卒論と就職の追い込みがかかっています。また大学祭の関係者はこれからが本番ですし、クラブ活動をしている方は、大会があることでしょう。そして私たち教員は、後期の授業の準備や研究発表の準備に追いまくられる日々が待っています。

みなさん、元気でがんばりましょう! そしてそれぞれの学園生活をエンジョイしましょう!

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集中豪雨

先日、東海地方を襲った集中豪雨では、各地で河川が氾濫し、岡崎市の伊賀川では犠牲者がでました。
市当局の話では、避難放送の設備がなかったため、問題の地区では僅かの人しか避難できなかったそうです。
犠牲者と直前まで話をしていた隣人は、川があふれる30分前に電話で避難しようかどうか話をしていたのに、30分たったらもうその方と電話が通じなくなっていたとのことで、もし避難放送設備があったらと惜しまれます。

情報が届いたか否かで、生死の分かれ目がある。今回の豪雨も、予想をはるかに上回る記録的な雨量で、それだけに迅速な情報伝達が必要でした。大都市を中心に発生する予報困難な「ゲリラ豪雨」もふくめて、今後の危険情報の伝達のありかたが問われる事件といえます。

そのためには、

1)危険の接近をいちはやく知る。
2)危険の及ぶ箇所をいちはやく特定する。
3)危険を、住民に漏れなく確実に伝達する。
4)住民を、迅速かつ着実に避難誘導する。
5)避難民個々の安否を、正確に管理し報知する。

このような機能を果たす総合的な仕組みの構築が必要です。この構築は、行政技術というよりも、経営情報的な運営技術によってこそ可能であると編集子は考えます。

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布袋駅とパノラマカー

名鉄犬山線の布袋駅は、大正元年の古い駅舎で知られますが、路線の高架工事のため近く駅舎が取り壊されると聞いて、それを惜しむ地域住民から保存運動が展開されている、とのことです。

ところで布袋駅のホームには、知多四国霊場めぐりの旗が立っています。
その脇に置きっ放しの引退近き回送パノラマカーは、行き先表示板がないため、顔にめりはりがなく、まるで除籍をまつ老兵のわびしさです。

「そろそろ君も巡礼にゆかないか」

旗がやさしく電車に声をかけているように感じた夏の日でした。 Hotei5


巡礼に君もゆくかと旗さそふ紅色名車は退役近し

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いよいよ前期試験です

猛暑が続いておりますが、来週火曜日(7月29日)で授業が終わり、いよいよ前期試験が始まります。
もうひとふんばりです。

編集子は、授業の中で学生に、次のように説明しました。

記憶は求めない。理解を求めます。これが大学の勉強です。
今日授業で習ったことを、お父さんやお母さんや兄弟に説明できるようになってほしい。
説明は教科書やノートを使って構わない。何を見て説明しても構わない。だから書いてあることを記憶する必要はない。しかし理解できていなかったら何を見ても説明することが出来ない。」

教科書や、黒板に書いたことを一生懸命覚えても、なるほどなるほど、と理解できなければ、将来役立つ知識でもすぐに忘れてしまう。その逆に、文章や専門用語を忘れても、中心原理やメカニズムが理解できていれば、「自分の言葉で人に説明できる」ようになる。これがポイントです。

こうした訓練の総仕上げが、4年生で時間をかけて取り組む卒業論文になります。
3年生までにこの訓練を怠ってきた学生は、卒論で非常に苦労します。

もうお分かりでしょう。もっとも有効な試験対策は何でしょうか? 覚えることではありません。授業で習ったことを人に説明できるよう理解に努めることです。自分でもわからない事は人に説明できませんから、何が分かっているか分かっていないかを自分でチェックすることは比較的簡単です。

そしてどうしても分からないことがあれば、教科書を丁寧にノートに丸写しして振り返ってみるのは良い方法です。それでも分からなければ、今はインターネットという良いツールがありますから、検索エンジンで調べてみましょう。友達と話し合うのも非常に良い。それでも分からなければ、まだ間に合いますから、先生に直接質問してみましょう。それが勉強の方法です。

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7月のオープンキャンパスが開催されました

 本日7月19日、夏のオープンキャンパス第一弾が開催されました。わが経営学部の体験講義では、多数の見学者を前に三浦東教授が、世界の鉱工業の変わり行くなか日本の製造業がこれから取るべき道を熱っぽく語りました。社会人向け講座としても使えるほど具体的な示唆に富んだ内容でしたが、高校生の皆さんは真剣な面持ちで聴いていました。

 講義の最後に、いま開発が進んでいると言われる全く新しいコンセプトの車の試作フィルムが紹介されましたが、これには皆さん(編集子も!)ビックリしました。その車は普通に走るだけでなく、なんと、横に滑ったり、這ったり、しゃがんだり、跨いだり、回転したりしたのです。まるで夢を見ているようでした。

 三浦教授は、今までのように既存の技術を応用するだけの開発ではすぐに新興工業国のメーカーに同じものを安く作られるだけで、競争力にならない。ハイブリッドカーも例外ではない。これからの日本は、今までにない考えと技術で製品を作らなければならない、と主張しました。編集子は、そのヒントを、この車の姿に見た思いがしました。そしてそれを託すべき担い手は、まさしく目の前の人たちを含む若い世代に他ならない、と思いました。

 若い人たちをしっかり育てる責任と楽しみを実感した一日でした。

 夏のオープンキャンパス第二弾は、8月24日(日)です。

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国語学者の大野晋さん逝く

国語学者の大野晋さんが88歳で亡くなられました。

功なり名を遂げてから、他の国語学者の攻撃をおそれず、自分の信ずるところを隠さず、「タミル語が日本語の起源である」、という説を出された、立派な研究者でした。

編集子は、大野説のことは、すっかり忘れていたのですが、数年前に南インドのタミル地方を訪問したことがきっかけで、思い出しました。旅行後の物好きでタミル語の文法を調べました。日本語ととてもよく似ているなあ、と何となく感じ始めたときに、ようやく、自分が訪問した土地の言葉が大野晋さんの指摘したタミル語であることに気が付きました。

日本では、タミル語を日本語の起源と考える説は主流ではないようですが、南インドには、日本語を、タミル語などのドラビタ語族のひとつに加えて総合的に研究する学会もあるそうです。大野さんは、日本語の起源を追究していったのですが、その過程でドラビタ語族の研究者たちと出会い、大野仮説は、ドラビタ語族研究をも刺激することになったわけです。

どのような研究であれ、丹念に追究してゆくと、意外な世界が開かれてくる。それが研究の醍醐味だと思います。偉大な研究者の功績を偲びます。

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CO2削減の「おやくそく」

洞爺湖サミット(先進国首脳会議)がいよいよ始まりました。今回のサミットは、招待国の数の多さから至上最大規模のサミットと言われています。
「環境サミット」と銘打たれているように、その最大眼目は深刻さが指摘される地球温暖化への対策であり、とくに二酸化炭素(CO2)の削減をめぐる各国の「おやくそく」を、どう取り付けるかが注目されています。

いま「おやくそく」という言葉を使いました。二酸化炭素の削減目標を取り決めたことでよく知られる京都議定書という言葉がありますね。この「議定書」の英語はProtocol です。この言葉には定訳がなく、時と場合で、「礼儀作法」「通信手順」「議定書」などと、訳し分けられていますが、これらの訳語には共通する中心概念があります。それは「おやくそく」です。

「おやくそく」といっても、条約や協定というほどには強い拘束性のないお約束です。「みんなでこれを守りましょうね。」「はーい!」といった程度の、そう、クレヨンしんちゃんに出てくる「ママとしんちゃんのおやくそく第52条」的なおやくそくです。ですから約束を破ったからといって何かペナルティがあるわけではありません。信義にもとるゾ、という批判は出るでしょうが、うちにはうちの事情があるから仕方がないじゃないか、と簡単に居直りできる程度の「おやくそく」です。これが主権国家間で取り交わされる「おやくそく」の難しさです。

福田首相は、何としても、二酸化炭素削減目標については、実りある「おやくそく」を取り付けたい、と願っているようですが、各国それぞれの打算や利害の対立もあって難航が予想されます。しかし将来の世代のために何としても今共有しなければならない目標があるはずです。ペナルティのない「おやくそく」だからこそ、各首脳には、自らの責任で負う前進的な確約をお願いしたいものです。

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偽計業務妨害でサイト書き込み者が逮捕とか

 秋葉原の凶悪殺傷事件では、犯人がまるで現地レポーターのように、犯行に至るまでの状況を刻々と携帯サイトに書き込んでいたそうですが、こうしたことが報じられると必ずといってよいほど、模倣する人が何人も現れます。
 今回の事件でも、さっそく、どこどこを襲撃するだの、だれそれを殺そうだのといった書き込みがさまざまな掲示板に書き込まれ、また実際に通り魔犯も現れています。

 これをめぐる報道の中で、編集子が「おや?」と思ったことがあります。
 それは、こうした掲示板への書き込みに対し、警察が積極的に取締りを行っていることです。
 掲示板に書いただけで逮捕できるのかしら?と思っていたら、
 「偽計業務妨害」という罪状があるそうで、なるほどと思いました。

 確かに、そうした書き込み情報で、犯行予告された現場にお客さんが行かなくなれば、業務妨害になりますね。
 実際に現地であばれるなどして業務妨害する「威力業務妨害」ではないし、犯行を予告して何かを要求する「脅迫」でもないけれど、「業務妨害」であることは確かです。
 根も葉もない噂を勝手に書き込んで楽しむ、というネット掲示板の存在は、ねたの材料にされた当事者にとっては迷惑千万なことだったろうと思いますが、これまでは、被害側がサイト運営者に訴えなければ何も変わらないのが常でした。しかし、どうやら世の中も変わりつつあるようです。

 警察がこれほどネット書き込みの取り締まりに力を入れているのは、「一罰百戒」の抑止効果を狙ってのことのようです。逮捕者の書き込み動機は、「むしゃくしゃしていたから」、「書き込みして注目されたかった」、「いたずらのつもり」などと様々ですが、それが罪になるとは逮捕されるまで知らなかった可能性もあります。ネット時代に適した新しい社会秩序の方法が模索されているといえるかもしれませんね。


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八景島

八景島
 学会で横浜市の金沢八景という所に来ています。となりの金沢文庫といい何とも趣のある地名として、子供の頃地図で見つけて以来気になる場所でした。京浜急行の駅を降り立つと、潮の香り。小さな入り江を挟んで漁港とヨットハーバーが向かい合う。入り江を臨む位置にシーサイドラインの始発駅。この新交通システムはガイドレールに守られながら複線の路線を無人運転の連結車両が走るというもので、ゴムタイヤのためレールの継ぎ目を伝えるガタンガタンという響きがありません。
 どんなところを走るのか興味がわいたので試しに八景島という駅まで往復することにしました。八景島には遊園地シーサイドパラダイスと海水浴場があり景色の良いところでした。様子をうかがってみると近隣からの利用客が多いようです。
 この線はクネクネと折れ曲がりながらJRの根岸駅のあるところまで伸びていますが近道路線ではありません。市大病院の最寄り駅にもなっているので、それなりに市民の足として使われているのでしょう。
 ちょうど紫陽花祭りが始まったところで、車内は紫陽花のポスターと造花で飾られていました。楽しいひと時となりました。最近買った英語の軽い読み物で“Slow”という本があります。Slowな、あてのない乗車もたまには良いものです。

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交趣会

 名古屋駅の新幹線口を出て200mほど進んだところの鉄道会館というビルのなかに交趣会という鉄道趣味の人向けの小さな店があります。その存在は、かつて編集子が東京にいたころ時々訪れた新橋駅界隈の同趣の店に教えてもらったもので、東京と名古屋にしかないと当時聞かされました。鉄道ファンの自分にとって、置いてある品物や内装は実はどうでもよく、このような店がここにあるというだけで価値あるものでした。実際新橋の店は薄暗い陰気さに満ちていたし名古屋の店は手狭でしたが、それもまた興趣でした。
 久し振りに新幹線口に出たので、今はどうなっているか気になり、行ってきました。開発進む周辺の流れに抗するように、昔と変わらぬ店がそこにありました。何も語らずとも分かち合える人が来てくれればそれで良い。こんなメッセージが無言のうちに伝わります。鉄道ファンは今やネットを通じてバーチャルに広がり交趣会のような物理的な場を都会の一角に構える必要はなくなりました。また掘り出し物の鉄道アイテムはネットオークションでいつでも手に入るようになりました。それでもなおこのような場が生き残っていることに不思議なアヤを感じました。

Koushukai

 店の話によるとファンの人が続けてくれと言うのでやっているとのこと。
 いずれまた機会のある時に様子を見に行きたいと思います。

Jrojisan

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